岩松勇人のビジネスパートナー0005.個人事業主って何?副業に取り組む際は必要?わかりやすく解説します!


005. 【基礎知識】個人事業主って何?副業に取り組む際は必要?わかりやすく解説します!

今回は、個人事業主とは何なのか、副業に取り組む際に必要なのかどうか?ということについて解説をさせていただきます。

個人事業主がそもそも何かわかなかったり、副業に取り組む際になる必要はあるのか悩んでいる場合は、この内容を読んでいただくと、個人事業主とはどんなものなのかがわかり、自分には必要なのかどうかを理解いただくことができます。

副業やビジネスに取り組んでいく際に必要に知識となりますので、もし現状どうしていいか迷っている場合はぜひ参考にしてみてください!

 

個人事業主とは?

そもそも個人事業主とは?

そもそも個人事業主とは何なのか、ということについてですが、

簡単にいうと、個人で事業を営む人の事を言います。

ただ、個人で事業を営んでいるからといって、個人事業主として活動しているわけではなくて、税務署に開業届を出して初めて個人事業主として活動しているということが認められます。

個人で事業を営むとは?

この事業を営むということはそもそもどういうことなのか、ということについてなのですが、

国税法令では、反復、継続、独立して仕事をしていることを事業を営むと定義されています。

反復とは

反復というのは繰り返し行なっていること。

その名の通りなのですが、仕入れをして販売するなど、同じ作業を行うことを反復と言います。

継続とは

次に継続というのは、その名の通り継続していることなのですが、

一時的ではなくて1ヶ月や、3ヶ月、半年、1年など、同じずっと同じことを行っていることを言います。

独立とは

独立とは何なのかということについてですが、

これは会社を立ち上げている、というわけではなくて会社に所属していないことを独立と言います。

例えばアルバイトは、会社に所属をして給料もらっていう形になるので、この独立には当てはまらないような形になります。

他には副業に取り組んでいるけど、会社に所属しながら給料もらっているという形になるのであれば、この独立に当てはまりません。

ただ、副業に取り組んでいたり、ネットビジネスに取り組んでいる時にどこかの会社に所属していない場合、例えば店舗せどりをしているとかメルカリ転売をしている場合は、

会社に所属せずに自分自身の給料を自分で得ている、ということになるので、この独立というものに当てはまるようになります。

自分は事業に取り組んでいることになるのか?

この反復、継続、独立、この三つの要素が事業を営むという基準になりますので、

自分自身が事業を営んでいるかどうかわからない場合は、これを見ていただくと判断ができるかと思います。

ぜひ参考にしてください。

 

個人事業主になる必要はある?

個人事業主になる必要はある?

それでは、そもそも個人事業主になる必要はあるのかどうか?ということについてなのですが、

これは実は明確になる必要があるとは定義されていません。

ただ、ビジネスを継続的に進めていくのであれば、なった方がいいです。

個人事業主になった方がいい理由

個人事業主になった方がいい理由についてなのですが、青色申告で税金の免除を受けられたり、資金の借り入れをできたり、屋号で銀行口座を作れたりするからです。

この青色申告とか資金の借り入れとか、屋号というものについては、また別途お話しさせて頂きますのでそちらはお待ちください。

個人事業主にならずに副業に取り組んだら罰則はある?

それでは、個人事業主にならずに副業に取り組んだら罰則はあるのかどうか?ということについてなのですが、

これは開業届を提出せずにビジネスをスタートしていたからといって罰則がある訳ではありません。

ただ所得が一定の金額から増えているのであれば税金を払う必要がありますし、所得が増えているのにもかかわらずその申告をしていない場合は、脱税という部分を疑われる可能性もあります。

そのため、所得が増えていたり、副業やネットビジネスを本格的にスタートしている場合は、開業届を提出して個人事業主として活動して、

その収支を確定申告というもので報告、これをしっかりと行なっていってください。

どのタイミングでなればいい?

それでは、どのタイミングで個人事業主になればいいのかということについてなのですが、

これは明確に定義はないのですが、年間所得で大体20万円を超えた辺りで、確定申告が必要になってきます。

つまりそこから税金を払う必要が出てくるのですが、大体それを月で平均で割ると月に3万円ぐらい稼いでるタイミングが目安になっていきます。

そのため、副業とかネットビジネスを会社に所属せずに取り組み、自分自身で稼いだ金額が、3万円を超えてくる場合は個人事業主として活動していく、という目安で動いていくのが良いかと思います。

もし確定申告について分からないのであれば別途解説をさせていただきますので、そちらをまたご覧下さい。

 

個人事業主になるには?

個人事業主になるには?

それでは、実際に個人事業主になるためにはどうしたらいいのか、ということについてなのですが、

これは冒頭にお話しした通り、税務署に開業届を提出することで個人事業主になることができます。

いつ提出したいいのか?

それではいつ提出したらいいのか、ということについてですが、原則、開業から1ヶ月以内となります。

ただ、この開業から1ヶ月、という縛りはあるのですが、開業というのは自分自身が個人で事業を始めました、というタイミングになるので、実際提出するタイミングでもいいですし自分自身が事業を始めたタイミングでも良かったりします。

これは厳密には定義されておらず、開業届を提出する際は、自分自身が事業を始めたという任意のタイミングの日付を書いていただく流れで問題ありません。

開業届けはどのように入手する?

それでは、開業届をどの様に入手するのか、ということについてなのですが、

これは、税務署の窓口や、国税庁のサイトから入手することができます。

この国税庁のサイトについてはリンクを貼っておきますのでそちらをご覧ください。

国税庁のサイトはこちら

そこに書き方の説明もありますので、そちらを参考に作っていただくといいかと思います。

開業届けが作成できたら

それでは開業届を作成できたらどうしたらいいのか、ということについてなのですが、

これは税務署に直接向かって、窓口で提出するか、郵送で提出する、という二つのパターンがあります。

郵送にて提出

どちらでもいいのですが、郵送にて提出の方が気楽な部分もあるので、こちらで行なっていただくといいかもしれません。

税務署に直接向かい窓口で提出

もし、できる限り早く対応したい、と言うのであれば、税務署に持っていっていただくと大体15分~20分くらいで申請が完了しますので、税務署に直接持っていっていただくこの形で良いかと思います。

開業届けの提出の際の注意点

後は開業届の提出の際の注意点についてなのですが、必ず作成した原本のコピーを持っておいてください。

これは問い合わせする際であったり、再度提出をする際に必要になってくるものです。

ミスがあった際に作り直すのが嫌であれば、必ずコピーを持っておくようにして、何かしら問題が起こった時に対応できるような体制は整えておきましょう。

 

以上の流れで個人事業主になることができるのですが、

個人事業主になる前にやっておいたほうがいいこともあるので、こちらもご覧ください。

 

個人事業主になる前にやっておいた方がいこと

クレジットカードの契約

個人事業主になる前にやっておいた方がいいことの一つ目が、クレジットカードの契約です

クレジットカードの契約というのは信用がないと作れないようなものになります。

会社に所属している場合は会社の信用であったりとか実績があるので、安定性がある判断され、クレジットカード契約に至ることができたりするのですが、

個人事業主の場合実績がないことが多かったり、安定性に欠けたりするので、なかなか作りにくかったりします。

そのため、会社に所属してる間にクレジットカードを契約することをお勧めします。

住宅ローン

二つ目が住宅ローンの契約です。

住宅ローンについても同じで、クレジットカードと同じように信用をもとに判断されるような形になるので、会社に所属していたら通りやすくなったりします。

ただ、個人事業主の場合は、実績がなかったりとか安定性に欠けてしまい、信用がないので、住宅ローンを組みにくかったりします。

そのため、会社に所属している間に住宅ローンを組んでおくことをおすすめします。

事業計画を立てる

もう一つは事業計画をしっかりと立てることです。

この事業計画というのはビジネスを運用していく上でとても大事になってくるものになるので、しっかり立てておいてください。

自分自身が長期的にビジネスをやっていく、長期的に稼ぐためにはこの計画というものが必須となります。

この先どうしていくのか、そのためにどういう行動をするのか、これが大事になってくるのところなので個人事業主としてしっかり活動していく場合は、この事業計画を立てて、進めていくようにしておいてください。

 

まとめ

以上が、個人事業主とはなんなのか、副業に取り組む際に必要なのかという部分の内容となります。

個人事業者がそもそも何かわからなかったり、副業に取り組む際に必要なのか悩んでいた場合は、

この内容を読んでいただくことによって、個人事業主がどんなものかが分かり、自分に必要なのかどうか、これを理解していたことができたかと思います。

副業やビジネスに本格的に取り組んでいく際には、この個人事業主という道は必ず通る道になってくると思いますので、

是非とも参考にしながら、自分自身がどう進めていけばいいのか、どういうタイミングで申請すればいいのか、どういった手続きを踏んでいけばいいのか、

参考にしながら進めてみてください!